ぱんだかえるひよこ

心臓病&元医療的ケア児の通院と療育のことなど

歩けなかった娘が療育に通ってできるようになったこと

 

こんにちは!りい(@aoyamarii)です。

今3歳の娘は2歳半から療育に通い始めました。その時はまだ歩くことができなかったので、肢体不自由児のクラスに親子通園していました。

今回の記事では、肢体不自由のクラスでどんなことをやっていたのか、そして、どんなふうに成長していったか書いていきます。

療育(児童発達支援)の施設は自治体により療育センターだったりデイサービスだったりとかなり幅があるように感じています。なのでお住いの地域に同じような施設があるとは限らず、子どもの状況によって通えるかどうかは様々だと思います。あくまで個人の体験談ですが、保育の目標などが長期入院で発達が著しく遅れたお子さんの参考になれば幸いです

 

 

 

療育に通うまでの流れと見学

 

 

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通うまでの流れはこちらの記事を参考にしていただければと思います。

療育センターとは居宅訪問型児童発達支援のために繋がりがありましたが、集団保育の許可が出たため通園の児童発達支援に切り替えました循環器科の主治医も、療育センターの医師も、本人の体調が落ち着いて元気で通えることを重視していました。

 

クラスは娘のように歩けない2歳児が週2で通います。ほとんどが生まれつきの病気がある子たちでした。他には1歳児が週1で通うクラスや、歩ける2歳児が親子通園するクラスがあり、その子たちとは人数の関係で一緒に保育することもありました。そのほかにもグループ療育があるようでしたが、ここに通う子たちと娘のように通園になる子たちの違いはよく分からないです。

 

 

タイムスケジュールとリハビリでやったこと

 

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10時登園→水分補給・朝のお集まり→保育→(リハビリ)→給食→母子分離→帰りの会→14時降園というスケジュールで進みます。週2日のうち1日はリハビリが入ります

 

それまでも訪問のリハビリを受けていましたが、療育センターでのリハビリは刺激が多く、かまり立ちだった娘は立ち上がって歩行が安定するようになりました

リハビリ室でやっていたことは

  • 机の上のおもちゃで遊ぶ(くるくるチャイム、コップがさねなど)
  • 伝い歩きを促したり、しゃがんでおもちゃをとる動きをしながら遊ぶ
  • ハイハイで移動して滑り台を滑る
  • バランスボールで遊ぶ
  • 靴を履いて歩行器で歩く
  • ボールプール・トランポリン・ブランコで遊ぶ
  • マットで山を作ってよじ登る

などで、リハビリの先生と1対1で遊びながら様々な動きを習得していきました。

パズルなどをすることもあったのですが、娘はどちらかというと大きく動き回る遊びばかり好んでいました。

 

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前期の目標と保育内容

親子通園が始まって1か月したころ、娘の担任(クラスに担任の先生は2人いますが、1人が担当になります)が個別支援計画を作ってくれました。

目標を生活と遊びの2つに分けて作ってもらいました。

  • 健康に留意して週2回の通園を経験しましょう
  • 着脱や身の回りの準備を、介助してもらいながら自分で行いましょう
  • お母さんと一緒にいろいろな遊びを経験しましょう
  • 大人の仲介でお友達と関わりましょう 

生活面では特に着脱の目標を重視していました。まずは上着を被って手を通す動きを身に着けられるように、声掛けや手伝いを最小限にしながら同じ手順でやらせることになりました。

遊び面ではお友達に交代のタッチをすることが目標になりました。お名前呼びや遊びの順番で次のお友達にタッチする流れが作られています。最初は大人が一緒にタッチしながら、本人ができるようになろうということでした。

また言葉の発達を促すため、「ちょうだい」のジェスチャーからやっていくことになりました。朝の水分補給で牛乳を飲むので、その時「ちょうだい」ができるようになるのが目標になります。これもまずは大人が一緒にして教えることになりました。

 

 

乾布摩擦と着替え

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遊びが始まる前にはほぼ毎回乾布摩擦がありました。子どもを裸にして寝転がらせて、歌に合わせて親の手でマッサージしていく遊びです。これで触られることやうつ伏せに慣れることを目標にしているようです。

前後の着替えの時は同じ手順で着替えさせて、介助されながら一人で着替えることを目標にしていました。

着替えの手順をビデオに撮って作業療法士さんと考える勉強会もありました。娘も写真に撮ってもらってやり方を先生たちと共有しています。上の写真はそこでもらった写真なので画質が荒いです。

 

言語聴覚士による食事の講義

園にいるSTさんに会ったのはこの年度2回だけで、前期は「食事について」でした。

実際にかっぱえびせんするめを食べたり、ペアになったママに水を飲ませる実技ありで非常に参考になる講義でした。直接質問して経管栄養を離脱するためのアドバイスをくれたり、食べるところを直接診てくれたりもしました。

食べさせるときに何を注意すればいいか、どこを観察すればいいかを的確に教えてもらえてよかったです。食形態が進まないお子さんは是非、STさんのいる施設に繋がれたらなと思います

 

感触遊びや布ブランコ

保育の時間では様々な遊びがありましたが、特にスライムや寒天、片栗粉を触る感触遊びが印象的でした。娘は触ることに抵抗はありませんでしたが、机の外に投げたりするのでこういう場所でできるのはありがたかったです。慣れるとちぎったりコップに入れたりするようになりました。

布ブランコは2メートル四方のキルティングの布に持ち手がついていて、子どもを乗せて大人二人で持ち上げて揺らす遊びです。子どもによってそっと揺らしたり、勢いよく揺らしたりします。娘はこの遊びが大好きで、勢いがあるのを喜ぶタイプでした。

 

 

前期の振り返り

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こちらにもまとめましたが、前期の4か月の療育を通してできることがかなり増えました。生活面の目標はほぼ達成しています。

「ちょうだい」のジェスチャーをすること、お友達とタッチすることは恥ずかしくてできないときもあったので、一部達成となりました。

慣れた大人が近くにいると、クラス内や廊下を活発に四つ這いで動いて、探索しています。着脱や食事も褒められると意欲的に取り組む姿が見られます」と担任からコメントをいただきました。

 

 

プール療育について

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6月から10月までプール療育がありました。

水に慣れ、地上ではできないさまざまな動きを経験しました。

3歳児では5月から2月まで行われる予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で今年度は中止になってしまいました。

 

 

後期の目標と保育内容

前期のまとめを振り返った後、後期の目標を担任に作ってもらいました。

まずは健康面ですが「体調を管理してもらい、冬場を健康に過ごしましょう」これが一番大変かもしれません。

食事の目標は前期の給食を食べる様子からより具体的になりました。少なめによそって全部食べること、スプーンを持って食べ物を口に運ぶことが目標になりました。

着脱はズボンの上げ下ろしが立ってできるように練習をすることになりました。

遊び面はより集団に適応するような目標になりました。

  • 椅子に座って感触遊びや手指遊びをすること
  • 登園後の用意を自分でできるようにすること
  • 大人の仲介でお友達と「ちょうだい」「どうぞ」ができるようになること

親子そろって保育の流れには慣れたので、時間の区切りごとに目標を意識しながら、遊んだりご飯を食べさせたりしました。

 

ボールスライダー

一番衝撃を受けた遊びなのですが、小さいボールを一面に転がした上に段ボールを置いてその中に子どもを入れます。先生2人が勢いで段ボールを車のように押してあげます。スピードと勢いがありますが子どもはとても楽しそうです。

上の子を5年育てていろいろな遊びを見ましたが、こんな遊びがあるのかとびっくりしました。

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誕生日会とクリスマス会

11月は娘のお誕生日月だったのでお誕生日会をしてもらいました。フェルトでできた王冠とケーキで写真を撮ってもらい、手形のついた誕生日カードをもらいました。

12月は知的障害クラスと一緒にクリスマス会をしました。いわゆるお楽しみ会です。みんなで鈴を鳴らしたり、光のきれいなパネルシアターを見たり、サンタクロースも現れて大盛り上がりでした。

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ホットケーキ作り

しろくまちゃんのほっとけーき」を読んだ後みんなでホットケーキを作りました。粉に水を入れて混ぜるところをやり、先生が焼いてくれるのをみんなで見た後、おいしく食べました。エプロンと三角巾をつけた子どもたちは可愛いしかないですね。

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後期のまとめ

前期と同じように個別面談でまとめをしました。

後期の目標はすべて達成することができました!

  • 3日ほど入院があったがその後は体調を崩さず、冬場を乗り越えられた
  • スプーンを上手握りで持ち、ガード皿から食べ物を口に運ぶことができた
  • 着脱は一人で脱げるようになり、着るときも少しの手伝いでできるようになった
  • 感触遊びでつまんだりちぎったりの遊びができるようになった
  • 手指遊びは10分ほど集中してできるようになった
  • 朝の準備の流れが分かってきた
  • 自由遊びでお友達のおもちゃで遊びたいとき、先生の声掛けで「ちょうだい」のジェスチャーをするようになった。

 

繰り返し経験していることは自信を持って意欲的に取り組めるようになりました」と担任からのコメントにありました。もともと経験不足から発達が遅れている子なので、毎回同じ流れで保育を受け、その中で褒められると嬉しいことを学んだようです。

 

次年度の進路について

 

 

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12月まで歩けなかったのでこのまま肢体不自由のクラスに進級するかと思っていましたが、申し込みにギリギリ滑りこむように歩けたので、同じ園の知的障害児クラスに通園できることになりました。子どもだけの単独通園で、週5日通うことになります

12月末の締め切りで1月下旬には内定が出ました。他の子の話を聞いていると、待機児童にもならずあっさり通園が決まったのは、それだけ著しく発達が遅れているからだろうと思います(3歳1か月で1歳過ぎとの見立てでした)

 

まとめ

 

歩けなかった娘は2歳半から療育に通い、半年で歩けるようになりました。それだけでなく

  • 週2回の通園をほぼ休まずに通えた
  • 食事の形態が上がり経管栄養を離脱し、一人で食べる意欲も持てるようになった
  • 少しの介助で着替えができるようになった
  • 指先を使って遊ぶようになった
  • ことばや認知に繋がるように、園の生活の中での流れを理解した
  • お友達とのやりとりを経験した

このようなたくさんの成長と経験がありました。歩かないことで赤ちゃんのようだった娘も、歩いて自分のリュックを背負えるようになり急にお姉さんらしくなりました。

 

さて、新年度の3歳児では自分の荷物をリュックに入れて毎日バスで登園する……はずでしたが、新型コロナウイルス感染症の流行と緊急事態宣言により登園を自粛することになりました。まともに通えるようになったのは6月からです。

やっとクラスにも慣れ前期が終わろうとしています。新しいクラスでの課題とそれを達成できたのか、記事にできればなと思います。

 

ここまで読んでくれてありがとうございました。